巡り堂作業での素敵なめぐりあい

今回は「巡り堂」の作業でのひとこまを紹介します。

「巡り堂」にやって来る画材は鉛筆や消しゴムなどの身近な筆記用具から、クレヨン、絵具、パレットや習字道具などの学校で使っていたであろうものから本格的な顔料や水彩絵具セットまで様々。

中には絵具と間違われて仕分けられてきたであろう化粧品も混じっていたりします。

あとはこんな懐かしい感じのシールとか。

謎の箱を開けてみたらジグソーパズルのピースが入っていたり。

完成図もピースが足りているのかも定かではなく、ヒントは箱に書かれた「ナポレオンジグソー」の文字だけという難易度の高さ。


素敵なものだとこんなものもありました。

状態の良いスケッチブックが入ってきたので中を広げてみると……

書かれている日付を見るに、どうやら40年近く前にどこかの絵画教室に通っていた人のもののようで、最初のページから徐々に上達、本格的な絵になっていく過程が描かれていました。

最後の方はこんな感じの見事な出来栄えに。


ページの端に書かれている日付の変化や、ちょっとした覚え書きが元持ち主のマメな人柄を物語っているようで、立派な作品に巡り会った気持ちになりました。


by staff

学びの森 ユーススクール|京都府基礎的就職事業

京都府の委託を受けた南丹地域のひきこもり経験を持った若者のみなさんのための居場所事業です。毎週水曜日に亀岡で開いています。どなたでもご参加いただけるので、お気軽に声を変えてみてください。