巡り堂作業のひとこま
2023年に入ってしばらく経ちました。
今回も、ユーススクールとみずのき美術館で取り組んでいる画材リサイクル「巡り堂」の作業のひとこまをお伝えしたいと思います。
最近はみんな作業にも慣れてきて、画材の仕分けや磨き方もかなりスムーズに進むようになってきました。
上の写真はキレイにし終わった後の画材を種類ごとに分けたものです。
やってみるとやはり鉛筆や色鉛筆の多さに驚かされます。ダース単位の新品未開封の箱が入っていることもしばしば。
数十色揃っているクレヨンやクレパスのセットもなかなかの量です。外のケースは経年劣化で少しくたびれていたりもしますが、中身はほぼ新品同様だったりします。
買ってもらったときは豪華さにウキウキしていたけれど、実際はほぼ使わずに机のオブジェに…みたいなパターンでしょうか。
「巡り堂」にやってくるのは基本的に画材ばかりですが、段ボール箱に詰め込まれてやってくるのでたまに画材以外の品が混じっていることもあります。
例えば……
この、何やら用途不明の銀色の延べ棒?みたいなものが……
アイススプーンにしては少し大きいこれはいったい…?
いっしょの缶ケースに入っていた鉛筆を見るに、
おそらくお医者さんが健康診断の時などに使う「あれ」ではないかという推測が。
調べてみたところ舌圧子(ぜつあつし)と呼ぶそうです。
一緒の缶ケースにはこんな木片も。
これはあれですね。赤福とかを食べる時に使うやつですね。
さすがにリサイクル不可ということで燃えるゴミ(亀岡市的には燃やすしかないゴミ)行き。
他にもちょっと時代を感じさせるこんなペンケースも。
元持ち主は熱烈な柏原芳恵ファンだったのでしょう。6種類の筆致から迸るアツい「推しアピール」。
ちなみに表面は書き込みも無くきれいだったので、こっそりと推していたのかもしれません。
こういったかつての持ち主の情熱や思いに触れながらの作業。
楽しみながら進める中で、参加者同士の話も自然と弾みます。
by staff
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